今週の木・金曜日に都内で開催された「第20回日本口腔ケア学会総会・学術大会」に、医院スタッフと共に参加して参りました。
同学会は、医師・歯科医師・薬剤師・看護師・歯科衛生士・言語聴覚士・理学療法士・介護福祉士・管理栄養士など多職種の専門家から構成され、各分野における口腔ケアの実践・研修・調査・研究・情報交換を行う場となっています。
今回は当院からも、院長と歯科衛生士の中村さんが講演を担当しました。
当院が湘南鎌倉総合病院の血液内科病棟で行った歯科回診・周術期口腔機能管理の実績報告と、今後歯科を併設していない総合病院に我々のような外部の歯科医院が介入するためにクリアしなければならない条件などを経験に基づいてお話しさせて頂きました。
今回の講演でも、歯科の無い総合病院は無歯科医村と同じ、とのお話がありました。
学会はそうした病院に歯科医師と歯科衛生士を派遣する「口腔ケアセンター」の開設を目指しているそうですが、全国4000近くの該当病院をカバーするには地域の歯科医院のサポートは不可欠だと考えます。
私達の講演が、少しでも参考になればと思います。
(講演内容に関しましては、改めてHP上でご報告させて頂きます。)
各会場で様々な興味深い講演やセミナーが開催されており、スタッフも熱心に勉強していました。
以前当院で勤務されていた志田先生も、「栄養療法と口腔ケア」と言う演題で講演をされていました。
今学会に参加して最新の知見に触れ、口腔ケアの重要性を再認識しました。
今後の医院の外来での指導や訪問診療の口腔ケアのクオリティー向上につなげていきたいと思います。