卒業式

 

毎日通る道沿いのハクモクレンが、空いっぱいに満開の花を咲かせています。

毎年この時期に、圧倒する美しさで春の訪れを知らせてくれます。

 

 

こちらは医院のシデコブシ

この薄ピンクの花が咲くと、ゴーサインが出たように植栽の木々が一気に芽吹き、花をつけ始めます。

いよいよ本格的な春の到来です!

 

昨日日曜日、医院近くの「湘南鎌倉医療大学」で卒業式が行われていました。

 

 

2020年に開学した同校にとって、初めての卒業式(学位授与式)です。

卒業生の皆さん、ご家族の皆様、ご卒業おめでとうございます。

 

医院から近い事もあり、多くの大学職員の方が当院に通院して下さっています。

新設校ならではのご苦労も多かったと思います。

卒業生の皆さんも、上級生のいない学校生活や実習を頑張って来られました。

晴れやかな笑顔の皆さんを拝見し、私達も我が事のように嬉しく感じています。

これから医療従事者としてのご活躍をお祈りしています!

2月の院内研修

今年は4年に一度の「うるう年」で、今日は貴重な2月29日!

明日からは早いものでもう3月です。

 

鎌倉は今、早咲きの桜が満開です。

 

近くの土手の桜

 

実家の庭の河津桜

先週の暖かさで一気に開花が進みましたが、その後に続いた寒さにビックリしているかもしれませんね。

 

 

さて、今回のブログは先日の院内研修についてのご報告です。

当院は毎月診療時間を調整して、院内研修・全体ミーティングを行なっています。

 

 

 

今回の研修は、訪問診療・口腔ケアチームが担当してくれました。

 

 

まず、去年参加した「第23回日本訪問歯科医学会」についての報告がありました。

 

 

訪問歯科診療が外来の診療と大きく違うのは、“悪い所を治す”というより、その患者さんの“生活の質を維持する”事を第一に考えて、治療を選択するという所です。

要介護となったご高齢の方や、病気で終末期を迎えられた方のおかれた状況を、人生において自然な「ナチュラルステージ」であると捉え、患者さんが希望する事やQOL(生活の質)を上げるための医療を提供し、患者さんの自己実現のお手伝いをするのが訪問歯科診療です。

その際、ご家族などのキーパーソン、ケアマネジャー、医師、看護師、介護士等の方との連携を取りつつ治療を進めます。

 

外来診療スタッフにとっても心に留めておきべき言葉が紹介されました。

 

 

「社会的処方」です。

薬や医療だけに頼らず、人や地域との繋がりによって「孤独・孤立」の問題を解消する事で、患者さんの心身を健康に導く事を言います。

 

当院での出来事を一つご紹介します。

訪問診療・口腔ケアに伺っていたご高齢の男性患者さんが亡くなられました。

その方の奥様も以前から当院の外来に通われていて、ご主人の事が落ち着かれた頃に通院を再開されました。

奥様のご来院時にご主人の担当訪問歯科衛生士がご挨拶に伺った所、涙を流して喜ばれていました。

ご主人の介護が始まった数年前から、奥様は趣味や習い事、友人との関わりからも遠ざかり、人との繋がりはご主人の介護・医療に関わる様々な人(ケアマネ・訪問診療・看護・訪問歯科・リハビリ、入浴サービス等に携わるスタッフ)が殆どの生活となっていました。

それがご主人とのお別れとともに、毎週のように会っていたそれらの方との交流も同時かつ一気に無くなってしまい、とても寂しく感じておられたそうです。

「社会的処方」は患者さんだけでなく、ご家族にとっても大切なものであったと実感するエピソードです。

 

外来診療においても、お一人でお住まいのご高齢の方にとって、この来院時のやりとりが今日唯一の会話かもしれない。

そんな想像力を持って、患者さんに接したいと思います。

 

また先月訪問スタッフは「認知症患者への対応力向上研修会」に参加しましたので、その内容も報告してもらいました。

 

 

 

 

認知症の方がどのよう事に不安になり、プライドを傷付けられたと感じるのか。

反対に、どう対応すれば安心して穏やかな気持ちになるのか、とても分かりやすくまとめられていました。

外来でも遭遇するであろうシチュエーションの動画も視聴しました。

今後認知症の方がご来院された際、より一層寄り添ったご対応が出来るよう、今回の研修を活かしていきたいと思います。

訪問歯科診療チームの皆さん、お疲れでした!

1月の院内研修

 

実家の庭の枝垂れ梅の蕾が、一気に開き始めました。

1月もあと数日。

寒さは相変わらずですが、陽射しに遠い春を感じるようになりました。

 

 

さて、今回のブログでは1月の院内研修のご報告を致します。

当院は毎月診療時間を調整し、全体ミーティング・院内研修を行なっています。

 

 

 

まずは院長から、今年の医院目標に関してスタッフから寄せられた意見を参考に、優先的に実行していく項目と内容について話しがありました。

 

 

続いて山添先生から、歯の治療に用いる補綴物の素材に関する研修がありました。

 

 

失った歯を補うための詰め物・被せ物には様々な素材があります。

保険治療で用いるもの、自費診療となるものがあり、素材を選択する際はそれぞれのメリット・デメリットをお伝えした上で患者さんにお選び頂いています。

 

私達が理想的と思える素材は、むし歯や歯周病の再治療を起こさず、長く快適に使い続けられるものです。

全てのスタッフが患者さんにとってベストの素材を説明できるように、研修を重ねていきたいと思います。

 

 

さらに今回は歯科衛生士の中村さんから、当院で行なっている歯周基本治療に関しての研修をしてもらいました。

 

 

 

歯周基本治療の流れや、実際にどのような検査・治療を行っているかの詳細な説明がありました。

 

 

歯周治療の内容を助手や受付のスタッフが理解する事で、患者さんに治療の意義や予約の必要性を自分の言葉で説明出来るようになると思います。

 

今回も大変充実した研修になりました。

担当してくれたスタッフには感謝します。

当院の日々の治療のクオリティを上げるため、活用していきたいと思います。

お見舞い申し上げます

 

1月も半ばになりました。

診療所も新年の慌ただしさから、通常の忙しさ(微妙に違います)になってきました。

 

 

改めまして、元日に起きた能登半島地震で亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

お正月の家族団欒の最中に震災に見舞われ、一瞬にして平和な日常を奪われた方々の無念と悲しみを思うと言葉もありません。

1日でも早く落ち着いた生活に戻れるようお祈りすると共に、私達で出来る事を考えたいと思います。

 

 

そして、今日・明日の大学入学共通テストを皮切りに、今年の受験シーズンが始まります。

わが家は息子達が社会人となり受験からは解放されましたが、あの時期のヒリヒリした緊張感と、家族で一喜一憂した日々の記憶は忘れる事が出来ません。

当院の患者さんにも多くの受験生がいます。

皆さんのこれまでの努力とご家族の支えが実を結びますようお祈りしています。

 

 

 

今年は年始から心が痛む出来事が続き、つい気持ちが塞ぎがちになります。

それでも今日、出先で甘い香りに誘われて見渡すと、梅の木にちらほらと花が咲き始めていました。

 

こんな時だからこそ、来院される患者さん達がお口も心も元気になって下さるよう、私達も真心のこもったご対応をしていきたいと思います。

今年もいがらし歯科医院スタッフ一同、よろしくお願い致します!

新年明けましておめでとうございます

2024年元日です。

 

 

 

今年も家族で、自宅近くの高台から初日の出を拝みに行って来ました。

 

 

真っ赤に染まった稜線から眩い太陽が現れ、あたりが一気に明るくなります。

力強く登っていく太陽に、今年の家族と医院、そして世界の平和を願いました。

 

 

今年もどうぞよろしくお願い致します。

 

このブログを書いている元日夕方、石川県で大きな地震が起きているとの報道に驚いています。

どうか被害が出ませんように。