10月の院内研修のご報告

昨日の大雨から一転、今日は気持ちの良い秋晴れになりました。

皆さまはどのような連休をお過ごしですか?

 

 

私達は法事のために山形まで移動中です。

新幹線の車内で書いています(^-^)

 

 

今回のブログでは、先日の院内研修のご報告をさせて頂きます。

当院は診療時間を調整し、定期的に院内研修・全体ミーティングを行っています。

(先月は院長の骨折・入院で1回スキップしました)

 

 

まず、9月に行われた日本歯科衛生学会・学術大会にて、歯科衛生士の中村さんが『一般歯科が介入した急性期病院における周術期口腔機能管理と継続管理の有用性の検討』という演題で口演発表したものをオンデマンド視聴しました。

 

 

2016〜2022年の間、当院が湘南鎌倉血液内科病棟で行ってきた周術期口腔機能管理の実績をまとめ、退院後も(現在に至るまで)入院中に担当した歯科医師・歯科衛生士が途切れることなくお口の状態を継続管理をしてきた実例をあげ、患者さんにとって有益である事を分かりやすく解説した内容でした。

学会では病棟医師・看護師との連携のあり方など質疑応答も活発に行われたようで、当院の経験が、今後一般開業医が病棟の周術期口腔機能管理に携わる際の参考例になれば幸いです。

 


また、先月より新しいスタッフが複数人入社したため、改めて医療安全・院内感染防止策、スタンダードプレコーション(標準予防策)についての研修を行いました。

 

 

院内の医療安全委員が院内医療安全に関する事前アンケート結果をまとめ、皆が現在感じている問題点や疑問、不安な点を提示したのち、医療安全の基本的考え方と実践に関する動画を視聴しました。

 


基本的な知識を再確認してもらった上で、今回提示された問題点をどのように解決していくかの意見出しアンケートを、次回までに提出してもらう事になっています。

手間のかかる作業ですが、患者さんとスタッフの安全、また良質な医療を行う上で決してないがしろにしてはいけない知識であり対策です。

医療安全委員のメンバーの方、有難うございます!

 

 

さて最後に私事で恐縮ですが、我が家の愛犬ココの成長をご報告をさせて頂きます。

 

 

日に日に大きくなり、生後4ヶ月で体重11キロになりました!

好奇心とパワーのかたまりで、目につくものは全て咥えて破壊しようとします(汗)

今後の事を考え、先日からトレーニングもしてくれる犬の幼稚園に通わせ始めました。

 

 

お友達もできて楽しそうです♪

 

 

お利口さんに育っているご報告ができるよう、飼い主の私達も頑張ります!

 

 

 

 

 

8月の院内研修と色々なご報告

9月も末になり、ようやく猛暑の出口が見えてきました。 

 

ご存じの方も多いかと思いますが、院長が9月の始めに腰を骨折し入院をしています。

患者さんには治療予約のキャンセル、振替、延期により大変迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。

皆さま快く変更に応じて下さり、院長への温かいお気遣いの言葉を頂き感謝致します。

また、医院スタッフにも多くの負担をかけてしまい、申し訳なく感じています。

しかし、このような想定外の事態にも関わらず、冷静に的確に各々の業務をこなし、医院の混乱を最小限に抑えてくれたスタッフを大変頼もしく思いました。

院長は今月中に退院予定ですが、治療に本格復帰するまでしばらくかかるかと思います。

大変心苦しいですが、もうしばらくお待ちください。

 

さて、本題です。

今月のバタバタではるか昔のように感じますが、8月の院内研修のご報告をさせて頂きます。

 

 

今回は「医院理念・ビジョンに沿った歯科治療」と題した研修を行いました。

 

 

当院の理念は「歯とお口の健康から、生涯にわたる全身の健康を支える」というものです。

それはいかなる物なのか、それを実行するために具体的にどのような治療や指導を行うべきなのかを再確認しました。

 

 

医院スタッフ全員が医院理念を理解し、目標達成のために何をすべきかを見つめ直す事は大変重要だと考えています。

研修後のフィードバックにもスタッフから様々な意見が寄せられました。

皆が同じ方向を向いて努力出来ているか、今後も定期的に確認していきたいと思います。

 

さて、久しぶりのブログですので、私事で恐縮ですが我が家のニュースも付け加えさせて頂きます。

先月、五十嵐家に仔犬を迎えました!

(そのバタバタの最中に院長の骨折です…涙)

 

 

バーニーズマウンテンドッグとスタンダードプードルのミックス(バーニードゥードル)のココです。

昨年愛犬モモを17歳で見送った後、海外のSNS等でバーニードゥードルの可愛いらしさにすっかり魅了されてしまいました。

問い合わせしていたブリーダーさんから連絡を頂き、先月ココを迎えました。

 

ミックス犬あるあるで、成長に伴い手足が妙に長くなり「あれ?思ったのとちょっと違う?」という所も出て来ましたが(息子達には謎犬と呼ばれています 笑)それも含めココとの生活を楽しみたいと思います。

院長にはリハビリして腰をしっかり治してもらい、お散歩要員にもなってもらわねば! 

まずは私達が健康でなければ、患者の皆さんの健康を支えるどころではありませんものね。

これからも時々謎犬ココの成長を報告させて頂きます(^_^)

 

院内研修と夏期休診のお知らせ

 

連日の猛暑に負けず、医院の植栽の花々は頑張って咲いてくれています。

巨大地震に関する注意情報が出され、落ち着かない気持ちでお過ごしの方も多いかと思います。

当院でも、地震が起きた際の対応マニュアルをスタッフ間で再確認しました。

 

さて今回のブログではまず、先月の院内研修のご報告を致します。

当院は診療時間を調整し、毎月全体ミーティングと案内研修を行っています。

 

 

今回は、先日大阪で参加した日本臨床歯周病学会の講演から、エンド・ペリオ症例の診断と治療法について、歯科医師と歯科衛生士が共有しておくべき内容の研修を行いました。

 

 

エンド・ペリオとは歯の根の病気と歯周病が繋がっている状態を指します。

歯科医師は、X線診査と歯周病検査から、その症例がどちらが原因であるかを的確に診断し、治療方針を決定する必要があります。

また、歯科衛生士はメンテナンス中の患者さんの異常にいち早く気付く目を養い、ドクターに繋く事が重要になります。

ドクターと歯科衛生士が知識を共有し、治療を行う体制作りが重要であると再認識しました。

 

さて、本日から当院は8月15日まで夏期休診となります。

16日(金曜日)より通常通り診療を行います。

ご不便をおかけしますが、ご了承下さい。

 

 

まだまだ暑い日が続きそうです。

皆さま、ご体調に気をつけてお過ごし下さい。

学会のご報告

梅雨らしいすっきりしない天気が続いております。

悪天候にも関わらず、ご予約頂いているほとんどの皆様がご来院下さいます。

当院での治療の意義をご理解頂けている証と、スタッフ一同大変嬉しく思っております。

 

さて今回は、6月15日・16日、大阪国際会議場で開催された「日本臨床歯周病学会 第42回年次大会」のご報告をさせて頂きます。

医院での診療も行なっていましたので、歯科医師・歯科衛生士5名で参加して参りました。

 

 

私院長が今回の学会で学びたかった事は以下の項目です。

(専門用語を用いる事をご了承下さい)

・当院でも取り組んでいる歯周再生療法についての最新の知見

インプラント周囲炎の発症予防対策、発症してしまった際の対処法や考え方の現在のスタンダード

歯科医師と歯科衛生士のチーム医療の在り方について他医院での取り組み

・歯周外科のフラップデザインのトレンド

・確実なリッジプリザベーションの術式

・治療説明におけるデジタルデバイスの活用方法

 

 

 

様々な講演や発表を通じて、期待通り多くの学びを得る事が出来ました。

 

歯科衛生士は「ベテラン歯科衛生士の技とコツ」と題した教育講演に参加したり、ケースプレゼンテーションの手法やまとめ方について意識しつつポスターや講演発表を視聴していたようです。

 

 

夜は大阪の割烹で、学会の感想など語り合いました。

 

 

今回も大変実り多い学会参加となりました。

医院に残って診療を担当してくれたスタッフにも感謝です!

今後学会で学んだ事を皆で共有し、当院のチーム医療をより進化させていきたいと思います。

5月の院内研修

関東の梅雨入りは今年は平年に比べてかなり遅く、6月中旬以降になるそうです。

 

 

医院の紫陽花は、梅雨が待ちきれずもう満開です!

多くの患者さんが写真を撮られていて、紫陽花たちも嬉しそうです(^-^)

 

 

さて今回のブログでは、5月末に行った院内研修のご報告をさせて頂きます。

 

 

今回は、4月末に行われた「第21回日本口腔ケア学会総会・学術会議」の講演から、スタッフで共有しておくべき内容を院長から解説しました。

 

 

院長は同学会の評議員を務めています。

 

 

 

「MA-T」とは日本語では「要時生成型亜塩素酸イオン水溶液」。

亜塩素酸イオンから必要な時に、必要な量の活性種(水性ラジカル)を生成させる事で、流行性ウイルスをはじめとするウイルスの不活化、様々な菌(細菌)の除菌を可能にするシステムです。

「MA-T」は優れた除菌作用があるにもかかわらず、無臭無刺激・生体に無害・発火性が無い・使用期限が長い、等優れた特性があります。

すでにコロナ禍以降様々な場所、例えば全ての国内線旅客機内の除菌等で利用されています。

 

このシステムに大阪大学歯学部の阪井教授らが着目し、口腔に活用する研究をされ、いくつかの口腔ケアのアイテムが製品化されました。

 

 

 

こちらのマウスクリーンジェルは、すでに当院の訪問診療・口腔ケアに活用している製品です。

高齢者は加齢に伴い唾液分泌機能が低下します。

胃ろうや点滴などで栄養を摂取して口から食事を摂らなくなると、さらに唾液の自浄作用と抗菌能力が低下し、口の中に汚れが蓄積されやすくなります。

誤嚥性肺炎の予防のためにも口腔内を清潔に保つ必要がありますが、固まった付着汚れを無理に取ろうとすると痛みが生じるため、ケアには時間をかけて慎重に行う必要がありました。

 

患者さんとご家族に画僧の使用許可を頂いています



ところがこのMA-Tのジェルを用いると、ジェル成分が汚れの内部まで速やかに浸透し、硬くなってしまった汚れが短時間で柔らかくなり、簡単に除去が出来ます。

初めてケアに使用した時は、スタッフから驚きの声が上がっていました。

使用を継続する事でウイルスや細菌の増殖が抑えられ、徐々に汚れが付着しにくくなる効果もあるようです。

 

今後は外来診療でも、外科手術後の歯磨きが困難な時期への使用や、口呼吸などが原因でお口の環境がなかなか改善しない場合など、様々な患者さんに活用していきたいと考えています。

 

 

ところで先日、当院は今の場所に移転して11年を迎えました!

 

 

今年もル・ミリュウさんでケーキをオーダーし、皆でささやかなお祝いをしました。

 

 

輿先生、素敵なお花を有難うございました!

歯科医療は日進月歩で進化しています。

新しい知識や技術を積極的に取り入れ、患者さんにとって最善の治療を追求していきたいと思います。

これからもスタッフ一同よろしくお願い致します!