10月の院内研修

 

爽やかな秋晴れの日が続いています。

過ごしやすくお出かけ日和ですね。

 

さて今回のブログでは、先日の院内研修のご報告をさせて頂きます。

当院は診療時間を調整し、毎月全体ミーティングと院内研修を行なっています。

 

 

今回はまず、歯磨き粉「シュミテクト」の販売元である、グラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケアジャパンの担当の方を招き、研修をして頂きました。

 

 

日々の診療でも、患者さんから知覚過敏に関する相談を良く受けます。

そのため、知覚過敏のメカニズム・症状・治療法についてスタッフで共有しておきたいと、今回の研修を依頼しました。

 

 

知覚過敏は、歯茎が下がる事で歯の根元の象牙質が露出し、中の象牙細管という部分に直接刺激が伝わる事で起こります。

 

知覚過敏に繋がる原因としては、主に以下のようなものがあります。

歯周病

*歯ぎしり・食いしばり

*過度な歯ブラシのブラッシング圧

*むし歯・むし歯の治療

*ホワイトニング

 

今回解説してもらった「シュミテクト」は薬効成分である硝酸カリウムが、象牙細管に作用して神経を鈍らせる事で「しみる」感覚を軽減させます。

しみる感覚が軽かったり、一時的な場合は、歯磨き粉をシュミテクトのような知覚過敏用に変えるだけで症状が緩和・解消する場合もあります。

 

しかし、症状が持続・悪化する場合は、まずは上にあげた知覚過敏の原因を改善する必要があります。

重度の知覚過敏には薬剤の塗布や、コーテイング材で象牙質を覆う治療で症状を軽減する治療方法もあります。

お悩みの方は一度ご相談下さい。

 

また研修の後半では、当院の歯周病治療の流れについて再確認するため、大野先生がスライドにまとめ解説して下さいました。

 

 

今後も引き続き、より効率的で効果の高い歯周病治療の方法・歯周病予防の指導方法を、スタッフで意見出しをしつつ作り上げていきたいと思います。