地域包括ケア勉強会

 昨日診療を終えてから、湘南おおふなクリニックで行われた在宅医療・介護に係る勉強会に、医院スタッフ3名と共に参加しました。

湘南おおふなクリニック院長の長谷川先生が主催するこの勉強会は、地域の在宅医療に携わる多職種の方々が集い定期的に行われており、今回で12回目となりました。

 

今回前半は、在宅療養の支援を専門にされている訪問看護師の吾妻さんより、日々の看護における医師・多職種との連携、各種書類記載の要点から看取り・エンゼルケアについてまで様々なお話しをして頂きました。

 

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後半は、長谷川先生が講演されました。

今まで訪問診療を担当した200名の患者さんの治療の内容、治療期間、訪問回数、看取りなどについて統計学的データを示し、自身の在宅医療の軌跡を分析・報告されました。

今後も謙虚に在宅医療に取り組み、患者さんとご家族の方に寄り添っていこうという決意が感じられる報告でした。

 

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医師・歯科医師・看護師・歯科衛生士・言語聴覚士・管理栄養士・介護福祉士・ケアマネジャー・理学療法士・薬剤師といった多職種のプロが集まり、様々な立場からの意見や情報を交換出来るのは、とても有意義だと感じています。

 

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昨日は歯科衛生士のスタッフに加え、当院の管理栄養士のスタッフも初めて会に参加しました。

訪問管理栄養士としてご活躍されている方とお会いし、お話しを聞く事が出来ました。

訪問歯科診療の目的である「いつまでもしっかり噛んで、安全に飲み込む」サポートに加え、嚥下機能に応じた食形態を提案し「何をどのように食べれば良いか」までのアドバイスが出来れば、より患者さんやご家族のためになると考えています。

 

懇親会では、食事時姿勢維持のためにどのような指導とリハビリを行ったらよいか理学療法士さんと意見交換を行うこともでき、実り多い勉強会でした。

 

これからも在宅療養に関わる皆さんと連携をとり、患者さんをよりしっかりと支援できる体制作りをしていきたいと思います。