第24回日本摂食嚥下リハビリテーション学会に参加してきました。

9月8日(土)9日(日)の2日間、当院スタッフと共に仙台市国際センターで開催された「第24回日本摂食嚥下リハビリテーション学会」に参加して来ました。

この学会は、医師・歯科医師・薬剤師・看護師・歯科衛生士・言語聴覚士理学療法士・栄養士・介護福祉士等多職種の方々が参加しており、各職種が「生涯口から食べられるようにする」ために取り組んでいる様々な研究発表や報告を行います。

今回のテーマは『集い、語り、動く 〜摂食嚥下の地域リハビリテーション』です。
国が推進する地域包括ケアシステムを構築していく上で、誤嚥性肺炎の予防、食の楽しみ、栄養と体力の回復・維持・向上を目的とした「摂食嚥下リハビリテーション」は大変重要な役割を果たします。

多職種が同じ患者さんをそれぞれの立場から観察・機能評価・治療・リハビリ・支援を協力して行っている唯一の分野であり、いかに情報共有をし、患者中心のケアを行うかについて多くの議論がされていました。

そのため12ある会場は大変多くの参加者で埋まり、活気に満ちていました。

今回の学会に参加し、当院が行っている訪問診療、施設等で行う口腔ケアや機能評価、医院で行う口腔機能低下症・オーラルフレイル予防等はとても良い方向性で進んでいることが改めて確認できました。
しかし、それぞれの検査や機能評価方法、患者説明ツール、多職種間情報共有のツールや手法等、より充実せるべき改善点にも気付くことができました。

学会参加中、診療所で留守を守って診療にあたったくれたスタッフ達にも感謝です!
今回学んで来た事を皆で共有し、早速取り組んでいこうと思います。