AHA BLSヘルスケアプロバイダーコースを受講しました(院長)

昨年、いがらし歯科医院は厚生労働省が示す『かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所』の施設基準を満たし認可を受けました。
この施設基準の中に、「偶発症に対する緊急時の対応、医療事故及び感染症対策などの医療安全に関わる研修と高齢者の心身の特性、口腔機能管理及び緊急時対応に係る研修を修了している歯科医師がいること」という項目があります。
そのため、私以外にも当院の歯科医師は当然の事、歯科衛生士も一次救命処置の対応ができるスキルを身につけておくことが望ましいと考えていました。
また、当院の臨床研修医にも研修プログラムの一環として一次救命処置のコースを受講しライセンスを取得することが組み込まれています。

そこで今回、American Heart Association(アメリカ心臓協会)と正式に提携した国際トレーニング組織のBSL(Basic Life Support)ヘルスケアプロバイダーコースを、歯科医師3名、歯科衛生士2名で受講してきました。

湘南救急医療協会トレーニングサイトが実施するコースが湘南藤沢徳洲会病院を会場として開催されました。

本日の参加者は、医師、歯科医師、看護師、歯科衛生士など医療従事者が対象になっていました。医師・看護師・救急救命士からなるインストラクターの方々は気さくな方ばかりで、丁寧・的確かつ熱心に指導して下さいました。

研修は、成人・小児・乳児の心停止に対する一次救命処置のと気道閉塞(窒息)解除の実習・技術習得と学科試験が行われました。


成人の心肺蘇生。胸骨圧迫と人工呼吸の実習 
圧迫回数を声を出してカウントします。



乳児の心停止に対しての心肺蘇生法の実習



成人の窒息解除実習 腹部突き上げ法(Heimlich法)
上手く突き上げられると異物として設置された綿球が飛び出てくる仕掛け。
皆、奮闘していました!


実技試験・学科試験とも参加者全員みごと合格!
BLS Provider として登録されました。

これからも医院スタッフ皆で様々なスキルアップに努め、
地域のかかりつけ歯科医院としての機能を高めて行きたいと思います。