歯周病専門医による研修

昨日は診療の予約を調整し、歯周病専門医である青木先生の研修を行いました。

今回の座学のテーマは「インプラントのメインテナンスについて」でした。

インプラントとは、失った歯の部分に埋め入れた人工歯根に義歯をつける事で、歯本来の機能や見た目を取り戻す治療です。
他の歯に負担をかけない、ご自分の歯と同等の噛む力を維持できる、着脱する必要が無い等、従来の義歯やブリッジに比べ大変優れた治療法です。
当院でも多くの患者さんがインプラント治療を選択され、ご満足頂いています。

しかし、インプラントは埋入して終わり、ではありません。
インプラントは歯ぐきとの付着の仕方が天然歯とは異なる等の理由から、よりきちんとしたメインテナンスを行わないと細菌による炎症が生じ易くなります。

また、メインテナンスの際にむやみにプロービング(歯と歯茎のすき間の深さの測定)を行うと、インプラントと歯ぐきの付着を剥がしてしまう恐れがあります。
そのため、プロービングを行う際は、天然歯との違いを考慮し、細心の注意の上行う必要があります。

今回の研修を通じ、インプラント治療のメインテナンスの際のテクニック、使用する器具の選択など基本的事項の知識を、改めてスタッフ間で共有することができました。
インプラント治療をされた患者さんが、いつまでも快適な歯の状態を維持できるよう、今後もメインテナンスに力をいれて参ります。

座学の後は診療室で実際患者さんの歯周外科を担当して頂き、手術手技など様々解説をして頂きました。

Dr.もDH.もスキルアップを実感できる1日でした。
青木先生、来月も宜しくお願い致します。