先月の院内研修

秋が深まってきました。

 

金木犀が満開となり、そこここで甘い香りが漂って来ます。

9月初めにも一度咲き、今年2度目の開花です。

気候の影響でしょうか。

何だか得をした気持ちになりますね。

 

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さて、本題です。

今回は先月の院内研修についてご報告いたします。

当院は毎月、診療時間を調整して院内研修・全体ミーティングを行っています。

 

 

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マスク着用、換気に留意して行っています。

 

今回は、副院長による「いがらし歯科医院の医院理念」に関する研修でした。

スタッフ皆が同じ方向を向いて日々の診療に携わるためには、医院全体で目指すものを共有する必要があります。

新しいスタッフも加わったため、皆で再確認できる良い機会となりました。

 

 

当院の目標は「お口の健康を通じて、患者さんの生涯にわたる全身の健康を守り続ける」事です。

 

現在当院は、妊産婦・乳幼児・学童児・成人・高齢者・要介護者そして有病者まで、様々な年代と状況の患者さんの診療を行っています。

この事は、医院目標を実現する上で大きな強みだと思っています。

 

 

近年、高齢者が健康な状態から要介護に至る中間の状態である「フレイル (虚弱)」という言葉も広く知られるようになりました。

 

 

 

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そして、フレイル の前段階の「プレフレイル」の状態の際、口の周りのささいな衰え「オーラルフレイル」が現れる事が分かっています。

 

 

 

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オーラルフレイルを放置しておくと、フレイル に陥り、いずれは要介護になってしまいます。

裏を返せば、早期にオーラルフレイルの兆候に気づき、適切な処置やトレーニングを行えば、フレイル に至る前に健康な状態に戻す事が出来るという事です。

 

高齢になっても、何でも食べられる健康なお口を維持する事が、健康長寿の大きな決め手となります。

 

 

オーラルフレイルの予防は、高齢者だけの話しではありません。

全世代におけるむし歯・歯周病予防は、将来の口腔機能の維持に繋がっています。

 

また、悪い歯並びなど小児期の口の未発達(口腔機能発達不全症)は、生涯に渡って健康に悪影響を及ぼします。

そのため当院では、主に小児の患者さんへ、マウスピース装着・舌と唇の位置修正・正しい姿勢と飲み込み方・鼻呼吸といった、口腔筋機能療法を行っています。

 

 

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日々多くの外来・訪問先の患者さんに対応する私達だからこそ担える役割を、スタッフも再確認出来たと思います。

今回の研修も大変有意義なものでした。

副院長、有難うございました。

 

 

鎌倉市山崎のまちの歯医者さん「医療法人 樹会 いがらし歯科医院」