定期検診

最近TVのCMなどでも耳にする「予防歯科」とは、むし歯や歯周病になってから治療をするのではなく、ならないために予防をする事を言います。

欧米では「予防歯科」の考えは既に根付き、歯科医院で定期検診を受ける事が習慣化しています。
日本では近年まで「歯医者は歯が悪くなった時に仕方なく行くところ」との認識があり、高齢になるまで自分の歯を残せない原因となっていました。

以前ビジネス誌が、1000人を超えるシニアの年代を対象に「人生で後悔している事」をテーマにアンケートを行ったところ、最も多かった答えが「もっと歯を大切にしておけば良かった」というものであったそうです。

「歯や口の健康」は「元気で長生き」するための重要ポイントの一つです。
そのためには、ブラッシングを基本とするご自身で行う日々の「正しいやり方のセルフケア」と、歯科医院での定期的な検診と歯科衛生士による「プロフェッショナルケア」が欠かせません。

当院でも、歯科治療がひと段落した患者さんに、その方に適した間隔での定期検診をご案内しています。

今月も対象の方にお葉書をお出ししました。

季節を感じる切手やイラストを添えています。

そしてハガキの余白に、担当の歯科衛生士から一言コメントを書くようにしています。
患者さんお一人お一人を気遣う言葉に、予約の電話で多くの方が「○○さんからお手紙を頂いたので」とおっしゃいます。
こうして生まれた信頼関係が「予防歯科」を可能にするのだと実感します。

ハガキは早めにお出ししていますが、予約が取り難くなっていますので、お手元に届きましたらお早めにご連絡下さい。

いがらし歯科医師に通って下さっている皆様がご高齢になった時「人生で、やっておいて良かった事」のトップに「歯を大切にして来た事」をあげて下さるよう、これからもお力になれればと思います。