年末年始の休診について

平成ラストの年末です。
TVでも平成の30年間を振り返るような特集が数々組まれています。
悲喜こもごも様々な出来事の映像と当時の自分たちとを重ね、つい見入ってしまいます。

さて、スタッフブログでもお知らせしましたが、本日29日よりいがらし歯科医院は年末年始の休診に入らせて頂きます。

ご不便をおかけいたしますがご了承ください。

休診中に歯のお痛みなどの不調がありましたら、鎌倉市休日急患歯科診療所で応急的な治療をお受け頂けます。

http://kamasi.jp/holiday/

お電話でご連絡のうえ、受診して下さい。



今年は医院では、オーラルフレイル予防・改善プログラムの実施、訪問歯科診療・多職種連携の推進、、病院での周術期口腔機能管理のさらなる普及、マイオブレイス(マウスピース)の指導の充実、歯周病治療スキルのレベルアップなどを目標に様々な取り組みを進めてきました。
昨年に比べるとそれぞれ確かな道筋が見えてきましたが、まだまだ道半ばです。

一緒に頑張ってきてくれたスタッフ達には感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、なかなか予約が取りにくく、来院の際にはお待たせしてしまう事が多々あるにも関わらず「いがらし歯科医院でなければ」と通院して下さる患者の皆様にも御礼申し上げます。

元号の変わる来年は、今年まいた種が一つでも多く花開き、実を結び、スタッフや患者さん達に還元できるよう一層努力して参ります!

どうぞ、穏やかな年末年始をお過ごし下さいますように。
来年もよろしくお願い致します。

クリスマスイヴ

皆さま思い思いのクリスマスイヴをお過ごしの事と思います。

毎年診療所のクリスマス飾りで気力を使い果たしてしまい(笑)、自宅はシンプルにツリーとリースのみ飾っています。

生の針葉樹の枝のリース。

診療所の待合室に飾っているのと同じ「haoto」さんのものです。
リース1つで、お部屋が森の香りになります。


クリスマスツリーのオーナメントは、毎年1つづつ買い足している、スワロフスキー社のその年のプレートの付いたクリスタルの雪の結晶です。

診療所を開院した年から集め始めましたので、今では17個。
1つ1つ飾りながら、診療所や家族の歴史に思いをはせています。

今年のイヤーオーナメントはこちら。

今年は大切な人との別れがあったので、オーナメントを足しました。


慌ただしい毎日ですが、今夜は家族でケーキでも食べ、静かに聖夜を過ごしたいと思います。

Merry Christmas †

3人のレンガ積み職人

先日までの暖かさから一転、師走らしい寒さになりました。
皆さま体調を崩されていませんか?

昨日は認定歯科衛生士の青木さんによる研修が行われました。
外では冷たい雨が降っていましたが、今回の講義と実習もとても熱く、為になるものであったようです。

今回は主に、前回学んだ歯周検査の基本である「プロービング 」の再確認でした。
各々の歯科衛生士の検査時の姿勢、プローブの持ち方、歯茎への挿入角度、力加減や動かし方等細かくチェックし、改めて指導して頂きました。

毎回点数が付けられるのですが、全体的に評価がランクアップしており、皆喜んでいました。
点数というと緊張しますが、自分のやり方のどこが正しく、何が誤っているかをきちんと指摘してもらう事がかえってスッキリし、改善の努力がしやすいとの感想です。

今回青木さんから、イソップ童話の「3人のレンガ積み職人」の話しがありました。
今自分がしている仕事を、ただの「作業」にするのも、大きな目標や成果を目指す「意義のある過程」にするのも、本人の気持ち次第。
どう捉えるかにより仕事に向き合う姿勢が大きく変わります。
プロービング もただ機械的に行うのではなく、歯周病を治すためにとても重要な検査、と常に思いながら測定する事が大切だという事です。
全ての仕事にあてはまると思いました。

当院の院内研修は全て診療時間内に、予約の枠を調整して行っています。
患者の皆さまにはご不便をおかけし申し訳ありません。
必ず今後の歯周治療に生かしてまいります。

いがらし歯科医院では現在、新たに歯科衛生士スタッフを複数名募集しています。
ご自分のスキルに自信がなかったり、診療の進め方に疑問や不安を感じつつ日々仕事に向き合っている歯科衛生士の方、ぜひ当院で本当のプロの歯科衛生士を目指して頂ければと思います。
「来院患者さんの生涯にわたる健康」という大きな目標のために、一緒に生き生きとレンガを積み上げていきましょう!

感無量です

いがらし歯科医院が移転前の場所で開院してから今年で17年です。
来院患者さんが日々の生活を健康に、そして幸せに送って頂く事を願い、スタッフ皆で診療を行なっています。

子供のころから通ってくれていた患者さんは今では立派な大人です。
嬉しい事に、中には地元に戻ってきて通院を再開して下さる方もいます。

今日来院されたOさんは初診時は可愛い中学生でした。
ご結婚され、素敵なお母さんとなり、再び当院に通って下さっています。

赤ちゃんをお預かりしてあやす、長く勤めてくれているスタッフと「まるで孫が産まれたみたい」と笑い合いました。

これからも、患者さん達の人生に寄り添う歯科医院でありたいと思います。

歯周治療計画立案

先週水曜日、歯周病専門医の青木先生による研修がありました。
今回は「歯周治療計画立案」「歯周治療の基本的な進め方」について講義をして頂きました。

歯周病の治療で最も重要なのは「正確な歯周組織検査」の結果から「正しい治療計画」を立てる事です。
それにより、守れる歯、頑張れば残せる歯、残念ながら残すのが難しい歯を見極め、患者さんにとって最適な治療を行うことで、良好な状態を維持する事が出来ます。

歯科衛生士と患者さんは長いお付き合いになり、責任は重大です。
最初の歯周組織検査で「守れる」と判断した歯を、10年・20年それ以上残す事が出来たなら、自分が行ってきた歯周治療やメインテナンスが正しかったという事になります。

そうした振り返りが出来るような治療計画の立て方、適切な歯周治療について、フローチャートを用いて分かりやすく指導して頂きました。

歯科衛生士のスタッフは、改めて自分達の果たす役割の大きさを再確認したようです。
こうした研修を重ねる事で、今後も自信をもって患者さんのお口の管理に携わってもらいたいと思います。
そして歯科衛生士任せにせず、我々ドクターもきちんとサポートをして参ります。

青木先生、来月もよろしくお願いいたします。