クリスマスに模様替え

診療所の飾りはほぼ毎月、季節ごと変えるようにしています。
ご来院下さる患者さんから「毎回楽しみにしている」との嬉しい声を頂き、スタッフからも常に新鮮な気持ちで仕事が出来ると喜ばれています。

今週末はクリスマスの飾りつけをしました。

ウッドデッキに毎年登場するのは、本物のモミの木です。


エントランス正面には、空から降りてくるサンタさんのソリ。


ユニット脇には、ドイツのエルツ地方のクリスマスオーナメントを使い、お部屋ごとに違う小さなクリスマスの物語をつくりました。


医院全体を冬の森をイメージしたしつらいにしました。

他にも色々…。

いがらし歯科医院のクリスマスをお楽しみ下さい (^.^)

歯周病治療研修

昨日、歯周病学会認定衛生士の青木さんによる研修が行われました。

今回は歯周組織検査(プロービング)に関する内容でした。
「プロービング」とは、歯と歯茎の隙間に先端に目盛りのついた「プローブ」という器具を差し込み、歯茎の隙間の深さを測る検査です。

この検査を行う事で、歯を支えている歯肉などの組織の破壊具合や、治療後の組織の回復状況、炎症の有無など、見た目だけでは分からない歯茎の健康状態を知る事が出来ます。

検査から診断を行い、それを元に歯周病の治療計画を立てるため、正しいやり方で正確に検査を行う必要があります。
検査を行う術者による検査結果のばらつきや、測定値の誤読などは避けなければなりません。

講義の後に、診療室のユニットを用いて実習を行いました。

実際にプロービングの相互実習を行い、青木さんに指導して頂きました。
プローブの持ち方や動かし方、挿入方法、挿入圧など、誰もが正しい方法に統一し、正確な測定を行えるようトレーニングをしました。

青木さんのデモンストレーションを見学し、正確に測定を行いつつも患者さんの負担を少なくするためのテクニックも学びました。

日常的に行っている検査でありますが、改めて自分達の癖に気付いたり、注意すべきポイントを振り返る良い機会になったようです。

研修中は患者さんの予約枠を調整させて頂く事となり、ご不便をおかけ致します。学んだ成果を日々の治療にいかして参りますのでご了承下さい。

今日は介護の日

11月11日、今日は『介護の日』です。
家族介護者、介護従事者への感謝を表す標語である「いい日、いい日、毎日、あったか介護、ありがとう」の「いい日いい日」にかけ、厚生労働省が制定しました。

さて先日、鎌倉市高齢者いきいき課が主催する「多職種連携研修会」にスタッフと共に参加してきました。

この研修会には、医師・歯科医師・薬剤師・看護師・歯科衛生士・介護士理学療法士・栄養士・メディカルソーシャルワーカー・ケアマネージャー・福祉用具専門相談員・・・等の多職種が参加しています。

研修は、1職種1人8〜10職種で1グループを作り、在宅介護を要する実際の症例を検討症例としてあげ、最適な在宅医療・介護・福祉サービスを提供するにはどのようにすれば良いのか、患者(介護サービス利用者)さんとその方の家族が安心して療養・生活していくために何を考え、各職種間でどう連携していくか、グループごとにディスカッションを行うものです。

どの場面でどの職種が関与し、いかに他職種と連携・情報共有していくか、1時間熱い議論が展開されました。

 歯科の立場からは、「きちんと安全に口から食べ続ける」ために早期に介入していくこと、口の中だけではなく食事時の姿勢維持、機能回復・維持のためのプログラムの提供を行う必要がある事を提言しました。

残念ながら、鎌倉は在宅医療における歯科の有用性の認識がまだ十分浸透していません。
これは我々が実際に在宅医療を支える一員として、実績を積み重ねて行くしかないと考えています。

年明け1月にもこの研修会が予定されています。継続して参加していきたいと思います。

歯周病治療研修

先日、歯周病学会認定衛生士の青木さんによる歯周病治療研修が行われました。
座学の2回目となる今回は、歯周基本治療のベースとなる「医療面接」と「検査と資料どり」の重要性について講義して頂きました。

患者さんが初めて来院された際、ご記入頂いた問診票を元にゆっくりとお話しを伺う時間を設けています。これが「医療面接」です。
気になる歯やお口の症状、希望される治療をはじめ、全身の健康状態や服用中のお薬などもお聞きし、適切で安全な治療を行うための参考にさせて頂きます。
治療中も常に患者さんとコミュニケーションをとり、様々な情報を引き出す積み重ねが、患者さんの歯と口、そして全身の健康を守る事に繋がります。

また、初診時には現在の歯と歯槽骨の状態を診査・評価するため、デンタルX線写真の撮影、口腔内の写真撮影を行います。
こうした検査・資料を元に診断を行い治療計画を立案していきます。
治療の経過を追うためにも、検査は正確で規格化されたものである必要があります。
今回の研修でも、誰もが同じ規格写真・X線写真を撮る重要性を改めて学びました。

口腔内写真は検査・診断に使うだけでなく、かかりつけ歯科医院として患者さんのお口の状態の継続的変化を記録し、患者さんへ説明するためにも有効なツールになります。

変化を記録するためには、撮影した写真は毎回同じ構図・倍率・ホワイトバランスである必要があります。


患者さんのご了解を得て掲載しています。

口腔内写真は必ず9枚撮影します。
写真撮影の必要性をご説明し、ご理解頂いた上で撮影を行いますが、お口を大きく開けて頂いたり、唇を引っ張ったり、というご負担をお掛けする事になります。できるだけ苦痛なく手際よく規格通りの写真を撮るスキルは患者さんからの信頼を得るためにも大切です。

青木さんの研修を通じ日頃の検査や治療の基本に立ち返る事が出来、大変勉強になります。
繰り返しトレーニングし、日々の診療に活かしてもらいたいと思います。

次回の研修は診査した結果をどう評価し、いかに病状を患者さんに伝えていくか説明のスキルについて勉強する予定です。また、模型を使い、より確実で効率の良いインスツルメンテーションテクニックの実習です。よろしくお願い致します。

予防接種

穏やかな晩秋です。
診療所の入り口のシンボルツリーに、山の散策で見つけたカラスウリを下げました。


さて今日は、研修の時間を利用して、インフルエンザの予防接種を行いました。

今年も深沢中央診療所の宮下先生と看護士の方に往診して頂きました。
今回は、以前摂取したB型肝炎ワクチンの抗体を調べるための採血もお願いしました。
お忙しい中有難うございます。

注射に緊張ぎみのスタッフも、先生の朗らかな声かけに肩の力を抜く事が出来ました。

でも針を刺す所は見たくない〜(笑)


患者の皆さんの健康を守るためには、まず私達医院スタッフが健康でなければなりません。
来るべき冬に向け、体調管理を徹底したいと思います。