歯周病治療研修

昨日、歯周病学会認定衛生士の青木さんによる研修が行われました。

今回は歯周組織検査(プロービング)に関する内容でした。
「プロービング」とは、歯と歯茎の隙間に先端に目盛りのついた「プローブ」という器具を差し込み、歯茎の隙間の深さを測る検査です。

この検査を行う事で、歯を支えている歯肉などの組織の破壊具合や、治療後の組織の回復状況、炎症の有無など、見た目だけでは分からない歯茎の健康状態を知る事が出来ます。

検査から診断を行い、それを元に歯周病の治療計画を立てるため、正しいやり方で正確に検査を行う必要があります。
検査を行う術者による検査結果のばらつきや、測定値の誤読などは避けなければなりません。

講義の後に、診療室のユニットを用いて実習を行いました。

実際にプロービングの相互実習を行い、青木さんに指導して頂きました。
プローブの持ち方や動かし方、挿入方法、挿入圧など、誰もが正しい方法に統一し、正確な測定を行えるようトレーニングをしました。

青木さんのデモンストレーションを見学し、正確に測定を行いつつも患者さんの負担を少なくするためのテクニックも学びました。

日常的に行っている検査でありますが、改めて自分達の癖に気付いたり、注意すべきポイントを振り返る良い機会になったようです。

研修中は患者さんの予約枠を調整させて頂く事となり、ご不便をおかけ致します。学んだ成果を日々の治療にいかして参りますのでご了承下さい。