学会報告

朝晩は秋らしい涼しさが感じられ、ようやく猛暑の出口が見えてきました。

 

さて今回のブログでは、遅くなりましたが、7月に広島で開催された「日本臨床歯周病学会第43回年次大会」について報告をさせて頂きます。

 

歯科医師・歯科衛生士、6名で参加しました。

 

今回の学会テーマは「ペリオサミット2025in広島 〜重度歯周炎StageⅣへの挑戦〜」というものでした。

 

 

2018年にEuro Perioで発表された歯周病の新分類が、2020年に日本語に翻訳されて5年目となります。
この新分類は、世界中の患者の治療を標準化し、最新のエビデンスに基づいた適切な診断と治療、長期的な管理につなげることを目的としています。

 

新分類では歯周病を「ステージ」と「グレード」という2つの基準で評価しています。

 

歯周炎がどの程度進行しているかを評価するための指標が「ステージ」です。歯周炎の重症度・複雑度がⅠ~Ⅳまでの4段階で示され、数字が大きいほど重症度は高くなります。

「グレード」はA~Cの3段階で示され、進行スピードや将来的なリスクについて評価します。Aは遅い進行、Bは中等度の進行、Cは急速な進行と判断され、喫煙や糖尿病といったリスク因子がある場合はグレードが高くなることがあります。

新分類により状態を評価して、適切な治療・管理につなげるとともに、患者さんにも治療の重要性を伝え、継続的に治療に取り組んでもらうように働きかけることが求められます。


この評価基準はようやく普及し始めましたが、臨床現場での浸透にはまだまだ時間がかかりそうです。

 

この新分類で最も重症とされているステージⅣ症例を如何に治療していくか、今回の学会では数々の症例を通じて発表がされていました。

 

 

新分類の臨床活用やグレード別治療方針、インプラント周囲炎への対処法など、多くの参考になる知見に触れる事ができました。

 

 

移動距離も長く、現地では過密スケジュールでしたが、合間に瀬戸内の海の幸、お好み焼き、穴子飯など、ご当地名物も皆で堪能しました。

 

 

また、ぜひ訪れたかった平和記念公園にも、短い時間でしたが行くことが出来ました。

 

今学会に参加し、ドクター・歯科衛生士ともに多くの学びがあったようです。

医院スタッフで共有し、今後の治療に役立てていきたいと思います。