2023年の元日です。
新年明けましておめでとうございます。
自宅近くの高台からの初日の出です。
今年も神々しいほど美しい初日の出を望む事が出来ました。
元旦に、文字通り「世界平和」をこれほど願う日が来るとは思いませんでした。
今も寒く悲しい日々を送っているウクライナの方達に、今年は少しでも明るい未来が見える事を祈ります。
さて、毎年元日には医院としての目標を決めるようにしています。
今年は、当院での「噛み合わせの調整」の治療を明確にシステム化していきたいと考えています。
近年、「噛み合わせの違和感」を口にされる方が大変増えています。
その際考慮する必要がある要素の一つが「ストレートネック」です。
長時間のパソコン作業やスマホの使用、また加齢的な筋力の低下により前傾姿勢が続く事で、本来ゆるやかなカーブを描いている首の頚椎という骨が真っ直ぐになる「ストレートネック」の状態の方が多くおられます。
ストレートネックになることで、下顎の位置がズレたり歯の接触癖が生じる原因になり、「噛み合わせの違和感」の症状の一因になると考えています。
ゆえに、そうした歯や顎の症状に歯の「咬合調整」を行うだけでは不十分で、下顎の位置を修正するための姿勢の修正・習癖の改善指導をも行う必要があります。
補綴治療(歯の被せ物、ブリッジ、義歯、インプラント)を行う際、また歯周病治療安定期の治療においても、適切に上記の治療を行う事で良好な治療効果が得られ、当院の治療の柱である「オーラルフレイル予防」にも繋がって行きます。
患者さんの生活習慣や生活背景の分析に基づいて考える「総括的な咬合調整治療」を、診断・説明・治療・指導管理、にまとめ、ドクターを始めスタッフと共有していきたいと考えています。
また、今年4月に開催の「日本口腔ケア学会学術大会」において、学会からの依頼があり私も発表と講演を予定しています。
今年も忙しくも充実した年になりそうです。
健康第一で頑張って参ります。
よろしくお願い致します。