8月も終わりに近づいてきました。
来院する子供の患者さんに「宿題終わった?」と聞いた時の反応が様々で楽しく、つい皆に聞いてしまいます(笑)
さて、今回はこの度当院で導入する事になった「口腔内スキャナー」をご紹介させて頂きます。
口腔内スキャナーとは、口腔内を小型のカメラで撮影し、そのデータをもとにコンピューター上に立体画像を再現し、モニターに映し出す装置です。
「光学印象」とも呼ばれ、口腔内の細部まで精密に捉える事が出来ます。
歯の詰め物や被せ物、またインプラントの上部構造などを作成するには歯型を取る必要があります。
その際に口腔内スキャナーを用いるメリットは主に以下の点です。
① 従来のように印象材を盛ったトレーを口腔内に入れる必要が無く、印象材が固まる時間を待つ必要もないため、患者さんの負担が大幅に軽減されます。(苦手な方にとっては大変お辛い工程です)
② 印象材の膨張や収縮、型に流し込む石膏の気泡などによる変形の心配がなく、正確な歯型を取る事が出来ます。
先日、ドクターに向けメーカーの方より使用説明をして頂きました。
口腔内スキャナーは、スキャンした立体的な画像をすぐにモニターで見ることが出来るため、患者さんとお口の情報を共有出来ます。
普段目に入らない奥歯の裏の磨き残しなども確認でき、ブラッシング指導などにも有用です。
今後スタッフの研修も行い、治療に活用していきたいと思います。