マイクロスコープ

当院は先月より、新たな設備として歯科用マイクロスコープを導入しました。

 



マイクロスコープは歯科用の顕微鏡で、肉眼に比べて最大20倍近くまで拡大された視野による治療が可能になります。

 

特にマイクロスコープの真価が発揮されるのが歯の根の治療(根管治療)です。

根管治療を行う際、通常はレントゲン写真を参考に、歯科医師の手指の感覚を頼りに治療を行います。

しかしマイクロスコープを用いた場合、複雑で細かな形態をしている根管を拡大し、目視しながら治療を行う事が出来るため治療精度が格段に向上します。

 

 

そして昨日、スムーズなマイクロスコープの導入のため、顕微鏡歯科学会副会長の三橋先生をお招きし、マイクロスコープのハンズオンセミナーを開催して頂きました。

 

 

 

 


午前中はマイクロスコープを用いた歯科治療の有用性について講義して頂きました。

 

 

治療に用いる器具・機材・材料の紹介と、治療手技についても詳しく解説して頂きました。

 

 

そして後半は、模型を用いたマイクロスコープの実習を行いました。

 

 

 

 

 

治療を行う際のポジショニング、ミラーテクニック、根管充填剤や根管内異物の除去の実習など大変充実した内容でした。

 

 

マイクロスコープは録画機能もあり、実際の病状や治療過程を患者さんに動画を用いて説明する事が出来ます。

こうした情報を患者さんと共有をする事で、より納得し積極的に治療に向き合って頂ける事と思います。

 

今回のセミナーを参考に、今後様々な治療にマイクロスコープを活用していきたいと思います。

三橋先生、有難うございました。