桜が散り、鎌倉は新緑が眩しい季節になりました。
毎年4月に開催される「鎌倉まつり」が、コロナの影響で昨年に続き今年も中止となってしまいました。
鶴岡八幡宮の本宮に至る石段の下に舞殿があります。
「鎌倉まつり」は中止となりましたが、昨日こちらで「静の舞」が奉納されました。
密を避けるため、事前告知はせず行われたとの事です。
見たかった…。
「静の舞」は捕われの身となった静御前が、源頼朝に求められ披露した舞です。
源義経を慕う内容の歌と舞に激怒した源頼朝を、妻の北条政子が「私が御前の立場であっても、あのように謡うでしょう」と取りなして、命を助けたと伝えられています。
でもその後生まれた義経の子は、男児であったために命を奪われてしまったそうです。
鎌倉が大河ドラマの舞台となっている今、鎌倉の歴史を肌で感じる事が出来る「鎌倉まつり」が中止となりとても残念です。
例年最も盛り上がるのは、鶴岡八幡宮の参道を全速力で駆け抜ける馬から弓をひく「流鏑馬」です。
実は近所に流鏑馬を担当している「大日本弓馬会」の流鏑馬馬場があり、本番に向けて皆さんが練習を重ねていました。
↓実際に疾走して矢を放つ練習の様子です。
来年こそは神社での迫力ある流鏑馬が見られる事を願います。
「静の舞」は5月に配信されるそうです。
悲しくも優雅な舞をぜひご覧下さい。
第64回鎌倉まつり - 鎌倉市観光協会 | 時を楽しむ、旅がある。~鎌倉観光公式ガイド~