シジュウカラ

いがらし歯科医院のある鎌倉は自然に恵まれ、多くの小動物達が人の近くで暮らしています。

 

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毎日朝夕規則正しく自宅の庭を通り過ぎて行くリスちゃん。

どこかにご通勤でしょうか?

今朝も行ってらっしゃい。

 

 

そして、庭のミモザの木にかけた鳥の巣に、再びシジュウカラが入りました。

 

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ここは人気で、毎年シジュウカラが入居してくれるのですが、同じ年に2回は初めてです。

長引く梅雨のせいか、コロナによる人出の減少が自然にも影響を与えているのか…?

でも明らかに例年に比べ鳥達のさえずりが賑やかに聞こえ、空気が澄んでいる気がします。

 

巣の中のヒナの声が大きくなって来ると、シジュウカラのパパとママは大忙しです。

 

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数分おきに大きな虫をくわえて巣に戻って来ます。

よくそれだけ虫を見つけるものだと感心します。

 

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そして、昨日いつもと違う賑やかな鳴き声に外を覗いてみると、ひと回り小さなシジュウカラが5、6羽ミモザの木にとまっています。

巣立ちです。

 

でもまだ巣の中からヒナの声が聞こえています。

親鳥がエサをくわえながらさえずり、「出ておいで」と誘っているのが分かりますが、なかなか勇気が出ない様子。

 

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そうこうするうちに日が暮れてしまい、親鳥も飛び去ってしまいました。

巣立ちに出遅れたコが出てしまったようです。

 

そして今日。

もしこのまま出てこれなかったらどうする?と家族会議。

巣を開けて、飛べなそうなら飼う?

でも野鳥の飼育は鳥獣保護法で禁止されているよ。

など気をもみつつ各々出かけて行きました。

 

私が帰宅後様子を見ると…。

 

 

 

ホッと一安心。

左下に根気強く声かけして励ましていた親鳥も写っています。良かったね。

しばらくの間枝から枝に飛ぶ練習をした後、あっと言う間に親鳥について空に羽ばたいて行きました。

 

コロナや災害、大好きな番組(世界は欲しいモノにあふれてる)のMCの俳優さんの悲しいニュース…などつい気持ちがふさぎがちになりますが、小さな小鳥の頑張りに気持ちがパッと明るくなりました。

庭の巣から旅立ったヒナ達が皆無事に成長し、また来年その内の誰かが戻って来てくれたら嬉しいです。

 

そして我が家の長男も、来月より県外の歯科医院に研修でお世話になる事になりました。

遅ればせながらの巣立ちです。

寂しい気持ちはありますが、シジュウカラの親鳥に見習って、潔く送り出しましょう。

多くを学び、苦労もして、歯科医師としても人としても成長してくれる事を願います。

 頑張れ!

 

鎌倉市山崎のまちの歯医者さん「医療法人 樹会 いがらし歯科医院」