連日の雨空です。
熊本県では豪雨による被害が出ているようで心配です。
近年、毎年のように全国各地で大雨による災害が発生しています。
コロナで大変な今、これ以上の試練は与えないで欲しいと切に願います。
来週も雨の予報が続いています。
皆さま、くれぐれもお気をつけ下さい。
さて、今回は当院で導入している光学式う蝕検出装置(むし歯診断装置)「ダイアグノデント」についてお話しします。
奥歯の溝などが黒くなっているのに気づき「むし歯になってしまったのではないか…?」と心配になり、歯科を受診される方が多くいらっしゃいます。
黒くなっていても必ずむし歯であるとは限りません。
色素沈着だったり、初期むし歯の進行止めの薬剤塗布で黒くなっている場合もあります。
通常、歯科医院でむし歯かどうかを判断するには、目で見て確認する「視診」・採針と言われる器具などを用いて探る「触診」・X線写真を撮影して判断する「画像診断」といった方法をとっていました。
しかし近年、歯にレーザーを当てる事によりむし歯の進行度を数値化できる「ダイアグノデント」が開発されました。
この装置はむし歯の有無だけでなく、むし歯の進行状況も数値化されます。
そのため、「見つけてすぐに削る治療」ではなく「進行状況に合わせて適切な管理をする治療」が可能になりました。
一度削ってしまった歯は二度と元には戻りません。
天然歯に勝る歯はないため、可能な限り削らない、必要であれば最小限に留める必要があります。
検査の結果、初期むし歯であれば、削らずとも再石灰化を促すことによって修復する事が出来ます。
ダイアグノデントによる診断は、歯にレーザーの光を照射するだけですので、痛みもなく患者さんの負担が少ないのも特徴です。
当院では小さなお子様や妊婦さんにも使用しています。
正確な数値を得るためには、正しく測定する必要があります。
先日、三密に気をつけて行った院内研修で、ダイアグノデントペンの取り扱い方法を、スタッフ皆で再確認しました。
むし歯がご心配な際は、ぜひ一度ご相談ください。
さて、今日は定期的にお願いしている院内の清掃と消毒を行なってもらいました。
新型コロナ対策も、引き続き気を緩める事なく行って参ります。
来週もよろしくお願い致します。
鎌倉市山崎のまちの歯医者さん「医療法人 樹会 いがらし歯科医院」