通り道沿いのハクモクレンの大木が、今年も見事に空いっぱいに花を咲かせました。
ついつい伏し目がちに日々を過ごしがちな私達に、「しっかり上を見なさい！」と活を入れてくれているようでした。
数日でハクモクレンは潔く花を散らし、今は桜のツボミがピンク色にほころんできています。
そしてウグイスをはじめ、様々な鳥の鳴き声が山から響いてくるようになりました。
鳥たちも子育ての時期を迎えているのですね。
異例ずくめの今年の春ですが、毎年変わらぬ自然の営みにホッとさせられます。
さて、当院は診療時間を調整し定期的に院内研修を行っています。
今週の研修ではまず「血液検査結果」について学びました。
当院では、現在病院で加療中の患者さんに、お薬手帳と血液検査データのご提示をお願いしています。
近年は高齢化もあり全身疾患を有した患者さん、様々なお薬を服用されている患者さんの歯科治療を行う機会が増えています。
患者さんの全身の健康を考慮した歯科治療を行う上で、血液検査から得られる情報を歯科医院スタッフ皆が理解しておくことは、とても大切であると考えています。
歯や口の健康と全身の健康は密接に関係しています。
患者さんの健康状態やリスクを把握した上で歯科治療にあたったり、患者さん個人個人の特性に合わせた様々な配慮や指導を行う必要があります。
歯科医院だからといって、歯や口にのみ関心を払うのは「木を見て森を見ず」です。
今回は血液検査の中でも、血球系検査、感染症系検査、栄養状態の指標、糖尿病に関する検査について研修を行いました。
今後は各種臓器の評価に関するデータについて、研修を行っていく予定です。
また、今回は副院長が入手した最新の資料を用いて「歯科診療における新型コロナウイルスの伝播経路と感染対策」に関する研修を行いました。
ウイルスはどのような経路で感染するのか、それに対する適切な対策は具体的にどのようなものか、などの情報を改めてスタッフで共有しました。
新型コロナウイルスの感染拡大は深刻ですが、当院では診療予約のキャンセルは最小限におさまっている印象です。
患者さんのいがらし歯科医院へのご信頼の証と、大変嬉しく感じています。
皆さまのご信頼に応え、安心してご来院頂くため、これからもより一層の感染予防対策を行ってまいります。
こちらは医院の植栽の「シデコブシ」です。
ほわほわのツボミが割れ、やわらかい薄ピンクの花が次々と開花しています。
とても良い香りです。楽しみにご来院下さい。
