9月6日(金)、7日(土)新潟市 朱鷺メッセで開催された「第25回日本摂食嚥下リハビリテーション学会 学術大会」へ、スタッフ5名と共に参加してきました。
今学術大会のテーマは「食べるを支える ~地域リハビリテーションの今・未来~」でした。
今大会長は母校日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック院長 菊谷教授です。
菊谷先生は私の1学年先輩で、学生・医局員時代大変お世話になりました。
大会長講演では、補綴治療、口腔ケア・摂食嚥下評価・診断・リハビリテーション、栄養・食支援と一貫して「食べるを支える」医療活動の苦悩と変遷を示し、地域での食支援の取り組みの課題について述べられました。
この学会は医師・歯科医師・看護師・歯科衛生士・言語聴覚士・理学療法士・作業療法士・管理栄養士・介護福祉士等々多職種が参加していることもあり年々会員が増え続け会員数は18000人に及ぼうとしています。
今回の学会参加者数は5000名を超えるそうです。
口腔ケア関連製品・摂食嚥下関連の検査機器や嚥下食製造メーカー等多くの業者展示があり、この分野の社会的ニーズ、発展と期待を実感させられます。
多職種連携の在り方、各職種の果たすべき役割と連携手段、口腔ケアからリハビリテーション、オーラルフレイル、栄養管理等について例年にもまして多く講演・演題発表がありました。
当院で取り組む外来からのフレイル予防、機能回復・維持を考慮した在宅医療、食支援、周術期口腔機能管理をより充実させるための多くのヒントとモチベーションが得られました。
学会1日目終了後、スタッフ皆で新潟の地の物と美酒に舌鼓を打ちました。
今後、院内に残って留守を預かってくれたスタッフと知識と情報を共有し、今回の学会で得られたものを、地域医療に還元して参りたいと思います。