先日糖尿病治療の研修に参加したスタッフから、知覚過敏症状や歯周病予防に効果がある「シュミテクト」というハミガキについての報告がありました。
TVのCMでも流れていますので、ご存知の方も多いかと思います。
医院で試してみたいと問い合わせしたところ、営業の方が説明に来て下さいました。
知覚過敏症状とは、歯茎が下がったり歯のエナメル質が摩耗するなどで歯の内側の象牙質が露出してしまい、外部からの刺激で鋭い痛みを感じるものです。
シュミテクトに配合された硝酸カリウムがカリウムイオンとなり、歯髄神経のまわりにイオンバリアを形成し、違和感や痛みを防ぐ働きをするそうです。
また、フッ素が1450ppm配合されており、歯根面のむし歯予防・知覚過敏症状の緩和に効果が期待されます。
「薬用シュミテクト歯周病ケア」には甘草抽出物で抗炎症効果のある「グリチルリチン酸モノアンモニウム」が含まれ、歯肉炎の改善に効果があるとされています。
サンプルを頼みましたので、症状のある方にお試し頂こうと思います。
しかし知覚過敏は、原因を特定し対応しない限り、症状は再発してしまいます。
歯茎が後退し象牙質が露出してしまう原因としては、歯周病、加齢、歯ぎしり、間違った歯みがき等があります。
また、たとえ歯肉炎に効果のある薬剤を塗布しても、歯垢(デンタルプラーク)が歯面に残っていては効果はあまり期待できません。まずはしっかりと正しい歯磨きをすることが大切です。
知覚過敏で お悩みの方は、ぜひ一度歯科医院にご相談下さい。