昨日土曜日は午後の診療を休診とし、医院スタッフ皆で「湘南スタイルの在宅医療」の講演会に参加しました。
この講演会は、訪問診療に力を入れている「湘南おおふなクリニック」の長谷川先生が主催し、在宅医療の専門の方々を招き年に2回開催されています。
大変多くの方々が聴講に訪れており、在宅医療への関心の高さが伺えました。
今回の講演では、認知症治療を専門に研究・治療されている、香川大学の角准教授を始め、訪問薬剤師の方、鎌倉市の福祉を担当されている方などから大変為になるお話しがありました。
中でも、訪問リハビリテーションを行なっている言語聴覚士 (ST) の遠藤さんの講演は、大変興味深いものでした。
嚥下障害を抱え、飲めない・食べられない・喋れない患者さんに対し、どのような介護やリハビリテーションが有効かを、具体的にお話し下さいました。
全く口からの飲食が禁止され、胃ろうになってしまった高齢の男性が、日々の嚥下リハビリを頑張った末、大好きだったビール (ノンアルコールですが) をひと匙口から飲む事が出来た時の、何とも嬉しそうな表情がとても印象に残りました。
こうした講演会の参加により、まだまだ自分達に出来る事、やらなければならない事がたくさんあると気付かされます。
次回は9月21日(土)に第5回の講演会が行われます。
当院の院長も講師としてお話しさせて頂く予定です。
ぜひご都合を合わせてご参加下さい。
詳細が分かりましたらブログにてお知らせ致します。