「常盤の家」での勉強会

当院は複数の介護施設グループホームにおいて、定期的に訪問歯科診療と口腔ケアを行っています。

グループホーム「常盤の家」もその1つです。

常盤(ときわ)という地域は「歴史的風土保全地区」として開発が制限されているため、今なお緑の山々が残る自然豊かな場所にあるホームです。

 

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鎌倉はこうした保全地区が多く点在しており、無秩序な開発がセーブされ喜ばしい限りです。

一度削ってしまった山は二度と元には戻りません。(歯と同じです)

 

さて本題です。

昨日、こちらの「常盤の家」で、スタッフの方に向けての勉強会を行いました。

入所者の方々に、知識に裏付けされた正しい口腔ケアを行いたいと、スタッフの皆さんからご依頼がありました。

 

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虫歯、歯周病の原因について。

お口の汚れを放置する事による、誤嚥性肺炎や糖尿病など全身疾患の発症リスク。

口腔ケアの重要性と正しい方法。

などをお話しさせて頂きました。

 

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口腔ケアを行う際、口が開きにくい方へは口内の「Kポイント」といわれる場所を刺激すると口が開きやすくなります。

お困りの点を伺い、こうした様々なテクニックなどもお伝えしました。

 

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「良い噛み方、飲み込み方」には「良い姿勢」が重要である事をお話しし、姿勢維持に有効な当院オリジナルの「のみこみ体操」を皆さんと行いました。

 

質問も多く寄せられ、スタッフの皆さんの熱心さに大変感銘を受けました。

入所されている方の健康維持のため、私達も引き続きお手伝いさせて頂きたいと思います。