院内研修

どこかから漂って来た金木犀の花の香りに、秋の訪れを実感します。

さて、何度かお話しさせて頂いていますが当院では毎週院内研修の時間を設けています
多くの患者さんにご来院頂き予約が取りにくくご不便をおかけしておりますが、スタッフのスキルアップをはかるための研修と、皆の意見を持ち寄り検討するミーティングの時間は削ることは出来ません。

今日はオーラルフレイルの改善プログラムに使用する「舌圧測定器」と「咀嚼能力測定器」についての実習でした。

「舌圧測定器」は、小さな風船を口にいれ、舌と上顎の間で風船を押しつぶす事で舌圧を測る事が出来ます。

「咀嚼能力測定器」は、グルコース(ブドウ糖)を含んだグミを咀嚼し、唾液中にどのくらいのグルコースが溶け出たかにより、瞬時に咀嚼能力を数値化できる測定器です。

食べ物を口内で押しつぶす力や噛み砕く力は、安全に食し飲み込むため欠かせない能力です。
これらを数値で表す事で、患者さんのオーラルフレイルのリスクを可視化する事が出来ます。

来月より本格的にオーラルフレイル改善プログラムを開始します。
スタッフ皆、患者さんのために1日でも早く導入したいと張り切っています。