第2回 鎌倉市歯科保健・医療・福祉推進研究会(院長)

11月6日(水)「第2回 鎌倉市歯科保健・医療・福祉推進研究会」が鎌倉市商工会議所大ホールにて開催されました。

9年後の2025年には、団塊の世代が75歳になり国民の4人に1人が後期高齢者になります。
そこで鎌倉市においてもその2025年以降を見越し、高齢になっても可能な限り済み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けることができるよう、自立生活を支援する地域包括ケアシステムの構築が推進されています。

この研究会は、歯科がこのシステムにどのように関わり高齢者の健康寿命延伸に貢献できるか、鎌倉市行政の方々と鎌倉市歯科医師会会員が知識の共有し理解を深めるために昨年発足しました。

今年は「2025年問題に向けた取り組みをどのように始めるか 〜歯科保健からのアプローチと仕組み作り〜」というテーマで講演が行われました。

その中で、「2025年問題への対応 歯科は何ができるのか」という演題の講演を私が担当しました。

お口の健康が損なわれることが高齢者が虚弱になり要介護の状態に陥る始まりになります。
そのため、口腔ケアの推進と普及が急務となっています。
また、歯科は市民に生涯を通じ関与することができる環境にあることから、高齢者を支える世代の人々の健康を支援する役割も担うべきであることを論じました。



鎌倉市市民健康課から今年の3月に策定された「鎌倉市健康づくり計画」についての講演と、地域包括ケアシステムの構築が進んでいる東京都豊島区の取り組みを豊島区歯科医師会の方から特別講演を行っていただきました。

歯科が地域包括システムにしっかり関与することが大変重要であることをが確認され、その拠点整備が期待されます。