湘南鎌倉総合病院との情報交換会(院長)

本日湘南鎌倉総合病院のオンコロジーセンターで行われた「がんと口腔ケア」についての情報交換会で、講演をさせて頂きました。

当院と湘南鎌倉総合病院の診療終了後に合わせたため、19時半という遅い時間の開始にも関わらず、病院長先生を始め多くのDr.や看護師の皆さんそして歯科医師会関係の方も参加して下さいました。

当院のスタッフも来てくれています。お疲れ様です。

今回私が用意した演題は「周術期口腔機能管理の有用性と地域医療連携の取り組み」について。

周術期口腔機能管理とは、手術や抗がん剤等の化学療法を受ける患者さんに対し術前・術後に歯の治療をしたり、歯周病治療や口腔ケアを行う事です。
それにより、各疾患の治療時の副作用や合併症を予防したり軽減する事が認められています。

当院が湘南鎌倉総合病院においてこの周術期口腔機能管理を担当する事になり、定期的に歯科医師と歯科衛生士が病棟に出向き治療と口腔ケアを行っています。
まだ認知されているとは言えないこの取り組みをいかに患者さんに理解して頂くか、また治療を効果的に行うかを試行錯誤している所であります。

今回は病院関係者の方々に理解を深めて頂くため、口腔機能管理の有用性と効果そしてその原理について最近の知見も含め話をしました。


そして副院長の倉林先生から「周術期口腔機能管理の実際」について説明をしました。


先生のスライドのクオリティの高さには感服です。大変分かり易い内容にまとめてくれました。

本日の講演を行ったことで、湘南鎌倉総合病院での周術期口腔機能管理を具体的にどのように進展させていくか、方向性を示すことができたことと思います。
今後私達歯科医師・歯科衛生士と、病院の医師・看護師・薬剤師・連携室事務の皆様と連携を深め、一つずつ課題を解決していきたいと考えています。