オーラルフレイル対応力研修会に参加してきました。(院長)

7月14日(木)、神奈川県県歯科医師会主催『高齢者の「健康寿命延伸」を支える オーラルフレイル対応力研修会 ―歯とお口の健康から考える 食・運動・社会参加―』に医院スタッフと参加してきました。

最初の講演の講師は、東京大学 高齢社会総合研究機構教授で医師の飯島勝矢先生でした。

飯島先生は、高齢者の食環境の悪化から始まる筋肉減少を経て最終的に生活機能障害に至る構造を研究されている先生です。
私が昨年10月に視察に行った「柏プロジェクト」の中心的メンバーでもいらっしゃいます。
講演の内容については、スタッフブログで医長の吉武先生が解説してくれておりますので、そちらをご覧いただければと思います。

高齢になってから、体が壊れそうになる「虚弱=フレイル」を予防して健康寿命を延伸することはとても大切な事だと思います。
でもそれ以前に、出来れば幼少期より健康に対する正しい知識を獲得し悪習癖を改善させることがフレイル予防にはより効果的です。

当院に通院されている方々には歯科の治療に合わせて様々な指導を行っています。
例えば鼻呼吸の重要性・姿勢(食事時の姿勢、就寝時姿勢、歩行時姿勢)の改善、そのための呼吸トレーニング・噛み方飲み込み方の指導等です。
今回の講演を聞いてそれらの全てがフレイル予防に直結している事を再確認することができました。
今後もエビデンス(根拠)に基づいた知識を患者さんにお伝えできるように、我々も学んでいきたいと思います。