周術期口腔管理についての講演に参加しました(院長)

本日、川崎の関東労災病院で行われた
信州大学医学部付属病院における歯科口腔管理の取り組み」
の講演を聞いて参りました。

信州大学医学部付属病院では2010年より本格的に
周術期口腔機能管理を導入し、様々な成果をあげています。

周術期口腔機能管理とは、手術や抗がん剤等の化学療法を受ける患者さんに対し術前・術後に歯の治療をしたり、歯周病治療や口腔ケアを行う事です。
それにより、各疾患の治療時の副作用や合併症を予防したり軽減する事が認められています。

具体的に信州大学では、口腔機能管理を開始してから胃がんの患者さんで平均約4日間の入院日数が短縮されたとのデータがあります。
また、術後に投与される抗生物質等の薬の量が平均30%削減できたそうです。

当院でも現在、提携先の湘南鎌倉総合病院における周術期口腔機能管理を始める準備を進めています。

今回の講演を聞き、病と闘う患者さん達のため
1日でも早く治療に関わりたいとの思いを改めて強く持ちました。