スタッフと学術講演会へ(院長)

昨日、鎌倉歯科医師会の学術講演会が行われ
当院の歯科医師、衛生士スタッフとともに参加しました。

講師は母校日本歯科大学の先輩である菊谷教授でした。

先生は現在日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニックの院長であり咀嚼・摂食・嚥下の専門家としてご活躍されています。
昨年12月にNHKの「クローズアップ現代」で『長寿の鍵は”口”にあり〜口腔ケア最前線』にも出演していました。
著名な先生の講演とあって、地域歯科医師会からも多くの歯科医師・歯科衛生士が参加していました。

我々歯科医師は患者さんの咀嚼機能・嚥下機能を的確に診断し
その方に適した食形態の提案を行う事が求められます。
今回先生には舌・顎の運動障害に対する診査と咀嚼機能の評価をどのように行っていくかについて講演して頂きました。

「食べる」事はお年寄りの方にとって貴重な楽しみであると同時に
食べ物の味覚や噛んで飲み込む行為は大脳への大きな刺激になり
認知症の予防や運動機能の維持・回復に繋がります。

県内でも高齢化率の高い鎌倉市に於いて、我々歯科医師会会員は
居宅訪問歯科診療の普及を推進するため活動をしていますが、
むし歯治療・義歯作製だけでなく、『食べる』をしっかり支援するための
知識を大いに深める事ができました。

講演会の後は場所を移し、懇親会が行われました。
多少お酒も入り会話も弾み、菊谷教授から訪問歯科診療推進のための多くのヒント・提案を聞くことができ、大変有意義な時間を過ごすことができました。