母校へ

立春を過ぎ、鎌倉も日ごとに春めいてきました。

 

義理の両親の家の庭の河津桜です

 

そんな穏やかな休日となった昨日、私は飯田橋にある出身大学に行ってきました。

久しぶりに訪れた飯田橋駅は駅舎が全く新しくなっており、つい以前の馴染み深い面影を探してしまいました。

 

 

 

今回の訪問の目的は、臨床研修医の合同説明会に参加するためです。

当院は日本歯科大学生命歯学部の協力型臨床研修施設となっており、今春歯科大学卒業予定の学生さん達が卒業後に1年間行う研修を受け入れています。

 

 

 

複数名の方が当院での研修に興味を持ちブースを訪れて下さり、研修内容を説明する事が出来ました。

これから歯科医師となる若い皆さんには、この仕事に誇りとやりがいを感じるようなスタートを切ってもらいたいと考えています。

やる気に満ちた学生と話す事が出来、大変頼もしく感じました。

1月の院内研修

 

鎌倉から望む夕暮れ時の富士山です。

鎌倉も今日は身を切るような寒さでした

大雪に見舞われている地域もあるようです。

皆さまどうぞご無事にお過ごし下さい。

 

さて、当院では毎月診療時間を調整して院内研修・全体ミーティングを行っています。

昨日は、まず「かかりつけ強化型歯科医院としてのう蝕(むし歯)予防管理の役割」についての研修を行いました。

 

 

感染防止の換気を行っているため、防寒対策をしています(^_^)

当院は厚労省から認定されている「かかりつけ強化型歯科診療所」としての役割を果たすため、従来のむし歯になってから通う「治療中心型」の歯科医院ではなく、むし歯を防ぎ、歯を失わないための継続的な検査や専門的メインテナンスを行う体制を整備しています。

むし歯予防の方法、考え方も日進月歩です。

より良いシステムを作り患者さんに提供するためバージョンアップを進めています。

 

 

 

研修後半ではその一環として、医療機器メーカーのアークレイの方から、唾液検査装置のWebセミナーを行なって頂きました。

 

 

 

簡単な唾液検査で、むし歯菌・酸性度・緩衝能・白血球・タンパク質・アンモニアの6項目を同時に測定し、むし歯や歯周病のリスクを判定する事が出来ます。

 

今後、必要と思われる方にはこうした検査結果などを基に、より分かりやすく具体的なむし歯・歯周病予防プログラムを提供していきたいと思います。

横浜デンタルショー

先週末になりますが、パシフィコ横浜で開催された「横浜デンタルショー」に歯科衛生士スタッフと共に行って参りました。

 

 

コロナの影響で、こちらのデンタルショーも3年ぶりの開催となります。

今回の訪問は、今当院で導入を考えている「エアフロー」という機器を実際に試し、各メーカーから説明を聞く事が主な目的でした。

 

 

「エアフロー」とは、歯の表面にジェット水流と共に微粒子パウダーを吹き付ける事により、色素沈着やプラークを効率的に除去する機械です。

従来のように歯面に直接器具を当てないため、歯や修復物の表面を傷つける心配がありません。

 

また最新のものは、今までエアフローでは届きにくかった歯間や歯周ポケットの中までしっかりアプローチ出来、むし歯や歯周病の原因となるバイオフィルム(細菌の塊)をも確実に落とす事が可能になっています。

さらに、今までエアフローを行えなかった、被せ物が装着されている歯やインプラント治療の部位にも使用出来るようになりました。

 

今後の院内研修の際にメーカーの方に来て頂き、デモ機を用いて実際にスタッフ間で治療を体験をし、購入する機器を選ぶ予定です。

早い時期に皆さまの治療に役立てていきたいと思います。

 

ところで、今週末は大学入学共通テストが行われ、いよいよ受験シーズンが始まります。

当院スタッフのお子さんにも、患者さんにも、そして我が家にも受験生がおります。

これまでの努力が報われるよう、心からエールを送ります!

 

 

嬉しいご報告です!

あっという間に1月も中旬です。

相変わらず寒さは厳しいですが、院内に差し込む日差しには温もりを感じます。

 

 

 

院内飾りは冬のしつらいです。

 

さて、今日は新年にふさわしく嬉しいご報告があります。

昨日より、当院に新しいスタッフが仲間入りしました。

 

 

受付担当として髙橋さんが入職されました!

 

 

最近まで福祉施設に勤務されていましたが、そちらでのお仕事などを通じ歯の健康の大切さを実感され、この度当院の求人にご応募下さいました。

 

 

笑顔の絶えない朗らかな髙橋さんは、来院患者さんに寄り添ったご対応をして下さる事でしょう。

歯科医院での勤務経験もあおりで、大変頼もしく感じています。

これからよろしくお願いします!

 

 

明けましておめでとうございます

2023年の元日です。

新年明けましておめでとうございます。

 

 

自宅近くの高台からの初日の出です。

今年も神々しいほど美しい初日の出を望む事が出来ました。

元旦に、文字通り「世界平和」をこれほど願う日が来るとは思いませんでした。

今も寒く悲しい日々を送っているウクライナの方達に、今年は少しでも明るい未来が見える事を祈ります。

 

さて、毎年元日には医院としての目標を決めるようにしています。

今年は、当院での「噛み合わせの調整」の治療を明確にシステム化していきたいと考えています。

 

近年、「噛み合わせの違和感」を口にされる方が大変増えています。

その際考慮する必要がある要素の一つが「ストレートネック」です。

長時間のパソコン作業やスマホの使用、また加齢的な筋力の低下により前傾姿勢が続く事で、本来ゆるやかなカーブを描いている首の頚椎という骨が真っ直ぐになる「ストレートネック」の状態の方が多くおられます。

ストレートネックになることで、下顎の位置がズレたり歯の接触癖が生じる原因になり、「噛み合わせの違和感」の症状の一因になると考えています。

ゆえに、そうした歯や顎の症状に歯の「咬合調整」を行うだけでは不十分で、下顎の位置を修正するための姿勢の修正・習癖の改善指導をも行う必要があります。

 

補綴治療(歯の被せ物、ブリッジ、義歯、インプラント)を行う際、また歯周病治療安定期の治療においても、適切に上記の治療を行う事で良好な治療効果が得られ、当院の治療の柱である「オーラルフレイル予防」にも繋がって行きます。

 

患者さんの生活習慣や生活背景の分析に基づいて考える「総括的な咬合調整治療」を、診断・説明・治療・指導管理、にまとめ、ドクターを始めスタッフと共有していきたいと考えています。

 

また、今年4月に開催の「日本口腔ケア学会学術大会」において、学会からの依頼があり私も発表と講演を予定しています。

 

今年も忙しくも充実した年になりそうです。

健康第一で頑張って参ります。

よろしくお願い致します。