感無量です

いがらし歯科医院が移転前の場所で開院してから今年で17年です。
来院患者さんが日々の生活を健康に、そして幸せに送って頂く事を願い、スタッフ皆で診療を行なっています。

子供のころから通ってくれていた患者さんは今では立派な大人です。
嬉しい事に、中には地元に戻ってきて通院を再開して下さる方もいます。

今日来院されたOさんは初診時は可愛い中学生でした。
ご結婚され、素敵なお母さんとなり、再び当院に通って下さっています。

赤ちゃんをお預かりしてあやす、長く勤めてくれているスタッフと「まるで孫が産まれたみたい」と笑い合いました。

これからも、患者さん達の人生に寄り添う歯科医院でありたいと思います。

歯周治療計画立案

先週水曜日、歯周病専門医の青木先生による研修がありました。
今回は「歯周治療計画立案」「歯周治療の基本的な進め方」について講義をして頂きました。

歯周病の治療で最も重要なのは「正確な歯周組織検査」の結果から「正しい治療計画」を立てる事です。
それにより、守れる歯、頑張れば残せる歯、残念ながら残すのが難しい歯を見極め、患者さんにとって最適な治療を行うことで、良好な状態を維持する事が出来ます。

歯科衛生士と患者さんは長いお付き合いになり、責任は重大です。
最初の歯周組織検査で「守れる」と判断した歯を、10年・20年それ以上残す事が出来たなら、自分が行ってきた歯周治療やメインテナンスが正しかったという事になります。

そうした振り返りが出来るような治療計画の立て方、適切な歯周治療について、フローチャートを用いて分かりやすく指導して頂きました。

歯科衛生士のスタッフは、改めて自分達の果たす役割の大きさを再確認したようです。
こうした研修を重ねる事で、今後も自信をもって患者さんのお口の管理に携わってもらいたいと思います。
そして歯科衛生士任せにせず、我々ドクターもきちんとサポートをして参ります。

青木先生、来月もよろしくお願いいたします。

クリスマスに模様替え

診療所の飾りはほぼ毎月、季節ごと変えるようにしています。
ご来院下さる患者さんから「毎回楽しみにしている」との嬉しい声を頂き、スタッフからも常に新鮮な気持ちで仕事が出来ると喜ばれています。

今週末はクリスマスの飾りつけをしました。

ウッドデッキに毎年登場するのは、本物のモミの木です。


エントランス正面には、空から降りてくるサンタさんのソリ。


ユニット脇には、ドイツのエルツ地方のクリスマスオーナメントを使い、お部屋ごとに違う小さなクリスマスの物語をつくりました。


医院全体を冬の森をイメージしたしつらいにしました。

他にも色々…。

いがらし歯科医院のクリスマスをお楽しみ下さい (^.^)

歯周病治療研修

昨日、歯周病学会認定衛生士の青木さんによる研修が行われました。

今回は歯周組織検査(プロービング)に関する内容でした。
「プロービング」とは、歯と歯茎の隙間に先端に目盛りのついた「プローブ」という器具を差し込み、歯茎の隙間の深さを測る検査です。

この検査を行う事で、歯を支えている歯肉などの組織の破壊具合や、治療後の組織の回復状況、炎症の有無など、見た目だけでは分からない歯茎の健康状態を知る事が出来ます。

検査から診断を行い、それを元に歯周病の治療計画を立てるため、正しいやり方で正確に検査を行う必要があります。
検査を行う術者による検査結果のばらつきや、測定値の誤読などは避けなければなりません。

講義の後に、診療室のユニットを用いて実習を行いました。

実際にプロービングの相互実習を行い、青木さんに指導して頂きました。
プローブの持ち方や動かし方、挿入方法、挿入圧など、誰もが正しい方法に統一し、正確な測定を行えるようトレーニングをしました。

青木さんのデモンストレーションを見学し、正確に測定を行いつつも患者さんの負担を少なくするためのテクニックも学びました。

日常的に行っている検査でありますが、改めて自分達の癖に気付いたり、注意すべきポイントを振り返る良い機会になったようです。

研修中は患者さんの予約枠を調整させて頂く事となり、ご不便をおかけ致します。学んだ成果を日々の治療にいかして参りますのでご了承下さい。

今日は介護の日

11月11日、今日は『介護の日』です。
家族介護者、介護従事者への感謝を表す標語である「いい日、いい日、毎日、あったか介護、ありがとう」の「いい日いい日」にかけ、厚生労働省が制定しました。

さて先日、鎌倉市高齢者いきいき課が主催する「多職種連携研修会」にスタッフと共に参加してきました。

この研修会には、医師・歯科医師・薬剤師・看護師・歯科衛生士・介護士理学療法士・栄養士・メディカルソーシャルワーカー・ケアマネージャー・福祉用具専門相談員・・・等の多職種が参加しています。

研修は、1職種1人8〜10職種で1グループを作り、在宅介護を要する実際の症例を検討症例としてあげ、最適な在宅医療・介護・福祉サービスを提供するにはどのようにすれば良いのか、患者(介護サービス利用者)さんとその方の家族が安心して療養・生活していくために何を考え、各職種間でどう連携していくか、グループごとにディスカッションを行うものです。

どの場面でどの職種が関与し、いかに他職種と連携・情報共有していくか、1時間熱い議論が展開されました。

 歯科の立場からは、「きちんと安全に口から食べ続ける」ために早期に介入していくこと、口の中だけではなく食事時の姿勢維持、機能回復・維持のためのプログラムの提供を行う必要がある事を提言しました。

残念ながら、鎌倉は在宅医療における歯科の有用性の認識がまだ十分浸透していません。
これは我々が実際に在宅医療を支える一員として、実績を積み重ねて行くしかないと考えています。

年明け1月にもこの研修会が予定されています。継続して参加していきたいと思います。